ハロウィンの思い出、その2

2020/10/13

漫画

予想外×4

 ディズニーハロウィンに行こうという朝、僕は早起きして朝食と一緒にお弁当を作りました。ディズニーランドは、パークの外にピクニックエリアがあって持参のお弁当を食べることができます。パーク内の食事が口に合わない場合、大人は我慢できても、ロンが何も食べなくてお腹空いてしまっては大変なので、お弁当は必須だろうと判断しました。

お弁当が出来上がるころ、ベンが起きてきて、寝ぼけ眼のまま台所に顔を出しました。

「美味しそうな匂いーーソーセージはお弁当用かい?冬一郎ちゃんは忙しいね、休日くらいゆっくりすればいいのに」

「ばーか、今日はディズニーランド行くんだぞ、君も気合入れろよ」と僕は機嫌良く言いました。「そうだ、ロンの衣装は用意してくれたんだよな。君も仮装するんだっけ?」

するとベンはにこっと笑いました。

「当然さ、ハロウィンなんだから、仮装しないなんてあり得ないよ。それこそ気合入れなくちゃあな。悪いけど、ロンと俺のはすごいぞ、リサに送ってもらった直輸入の衣装だからな。コンテストとかないのかい?あれば優勝だね」

アメリカはハロウィンの本場だけあって、秋になると仮装用の衣装がたくさん売られます。日本にはコスプレ文化がありますが、一般人が気軽に挑戦する事ではないですし、ハロウィンもまだまだ本気で仮装する人は少ないと思います。

「で、冬一郎ちゃんは、結局、どうするんだい?」ベンが聞きました。「君が何になりたいかはっきり希望を言わないから、リサが困ってたじゃないか。まさか、その普段着で行くなんて言わないだろうね」

僕はちょっとまごつきました。実は僕は、仮装するのは子供(とまあ、ベンがやりたいなら、ベン)だけでいいだろうと思って、自分の衣装は用意してなかったのです。でもこの会話の流れでは、君こそやる気がないじゃないか!とベンに言われてしまいそう。

そこで僕は、ふと素晴らしい言い訳を思いつきました。

「何言ってるんだよ、ベン。僕はもうちゃんと着替えてるよ」

「え?」

「お姫さまさ、ロンのリクエストだからな」

僕はエプロンを引っ張り、汚れた台拭きを振って見せました。

「分からないかい、シンデレラだよ。僕にピッタリだろ?意地悪な君に毎日こき使われてさ。あー、なんてかわいそーな僕!」

もちろん僕は冗談で言ったのです。予想外の発想だね、と笑ってほしくて。ところがベンは、笑うどころか、僕の言葉にショックを受けてしまったようなのですーーそれこそ僕には全く予想外のことでした。ベンは青ざめて肩を落とすと、床に座り込みました。

「ーー君、そんな風に思ってたのかい?」

ベンは悲しそうに首を振ってつぶやきました。

「俺、君のこと幸せにしてると信じてたのに!」

「ごーーごめん。ただのジョークだよ」

僕は言いましたが、ベンは力なく首を振り続けました。

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