大人のための本場ティラミスのレシピ Tiramisù

2020/10/23

イタリア料理 漫画

イタリアのトラディショナルなティラミス


今日は本当はミカさんのシナモンロールのレシピを書こうとしてたんだけど、ベンの親友でイタリア人のマリさんに、

「最近俺が全く登場しないじゃねえか!」

と怒られてしまったので、急遽変更して、本格イタリアンなレシピを書くことにします。

じゃじゃん。アダルトのためのティラミスです。

最初に断っておくと、

このトラディショナルなティラミスは大人の食べ物です!子供には食べさせないでね!アルコール、カフェイン、生卵、と子供に避けたい材料が三つも勢ぞろいしているよ!!

(ああ、本当にそろそろブログタイトルから食育を抜けって言われそう…。)

いや、まあ、ほら、たまには思いっきり大人な物を食べたい…、そんな時もあるじゃないですか?毎日、子供が食べやすいように辛みを減らしたり、ジャンクフードを避けて栄養に気を付けたりと努力しているけれど、時には大人の舌の休日というか、息抜きも必要ですよね。

そもそもティラミスは、その起源からして大人の食べ物なんですよ。あんまり大きい声では言えませんが、伝説では、イタリアはトレヴィーゾの売春宿で客に供されていたレシピがもとになっているそう。Tiramisùは、英語に訳すとPick me up、私を元気づけて、って感じの意味です。生卵も、リキュールも、カフェインも、なんというかその…元気が出ますよね(なんか書いてて恥ずかしくなってきた)。

 

というわけでレシピ。

 

ティラミス (アダルト向けトラディショナルバージョン)

材料

マスカルポーネチーズ 250g

レイディーフィンガー(ビスコッティ・サヴォイアルディ)1パック(200g)

手に入らなければ、市販のスポンジケーキ 同等量で代用

卵 二個

ラム酒 大さじ2〜お好きなだけ

エスプレッソコーヒー 300cc

グラニュー糖 40g

ココアパウダー 小さじ1

 

下準備として、スポンジケーキを使う場合は、180度に予熱したオーブンで15分程度焼き、乾かしてください。

 

1エスプレッソコーヒーを淹れます。

淹れ方はこちら

美味しいエスプレッソができたら、ラム酒を混ぜます。ちなみにこの素敵なラムコーヒーは、実は全量は使いません。大体1/3くらいかな、使うのは…。残りは、作りながら飲む用です。

ら、ら、ら♪

マリさんのイタリア料理レッスン

2、レイディーフィンガー(またはスポンジケーキ)をコーヒーにさっと軽く浸してから深皿に並べます。あまりベチャベチャにしないでね、美味しくないです。

レイディーフィンガーって何?という方。これはイタリアではビスコッティ・サヴォイアルディと呼ばれるビスケットの一種です。イタリアの家庭ではこれを使って作るのがポピュラーというかお約束みたいなものです。



3、卵を割り、白身と黄身に分け、白身をきれいなボールに入れてハンドミキサーで泡だてます。十分泡立ったら、砂糖を入れてさらに泡だて、艶々したメレンゲにします。ボールをひっくり返しても落っこちなくなるくらいまでしっかりやってね。

☆卵は、このあと加熱するプロセスはありません。つまり生で食べるってこと。日本なら、スーパーで売ってる卵は大抵、生食を想定して殺菌されています。他の国では、必ずその国の卵事情を確認してください。でないとサルモネラの危険があります。

4、今度は黄身を泡立て器で混ぜます。スムーズにになったらマスカルポーネチーズを入れて、クリーム状になるまで混ぜます。

これを3と一緒にして、軽く混ぜ合わせます。

5、2の上に4のクリームを広げ、層にします。その上にまたコーヒーに浸したレイディーフィンガーを並べたら、クリームをのせて広げます。

最後に、ココアパウダーを振ります。

6、冷蔵庫で2時間くらい冷やしてから食べます。卵は生ですから、全然日持ちしません。常に冷蔵庫に入れて、その日のうちくらいに食べるか冷凍しちゃって下さい。心配しなくても、最高に美味しいからあっという間になくなりますよ。

QooQ