「おもち怖い」
去年から散々お正月が嫌いだと言い続けたので、読者の方から、「冬一郎さんはおせちとかおもちは、全然食べないんですか?」と質問をいただいてしまいました。
おせちと、おもち。
はい。基本的に食べないです。日本人なのにごめんなさい。
理由その1、冬一郎は正月行事全般が嫌いである
理由その2、おせち自体は嫌いではないが、ベンが食べたがらない(甘すぎて美味しいと思えないそうです)
理由その3、欧米からの外国人はもちを怖がる
今日は特に、理由その3の話をしたいと思います。
日本人には馴染み深い伝統食、もち。しかしアジア圏以外からの外国人にとって、おもち、というのは、他でもない
恐怖の食べ物
なのです。
べたべたして噛みにくい、飲み込みづらい、喉に詰まったら吐き出せない、死ぬ!
詳しくはBBCのこちらの記事をお読みください。タイトルからして「DEADLY MOCHI」「JAPANESE RICE CAKE THAT KILL」です。外国視点の餅のとらえ方が分かります。
https://www.bbc.com/news/world-asia-42537953
日本の食品における窒息事故の原因、断トツのナンバーワン。毎年正月に鳴り響くサイレンは、餅をのどに詰まらせたおじいちゃんおばあちゃんを病院に担ぎ込む救急車。
そんな怖ーい話(しかも真実)を聞けば、警戒度MAXになって当然です。僕の知る外国人のみんなは、滅多なことでは餅を口にしたがりません。無理やり振る舞えば、おっかなびっくり食べるという感じです。僕の経験上、アジア圏以外からの外国人に対しては、日本の伝統食だからなどと言って、気軽にもちを勧めないほうがいいです。もちの危険性を知ってる人は『俺を殺そうとしているのか…?』と疑いますし、危険性を知らない人は、慣れない食品を飲み込み損ねて、それこそ危ない目にあうかもしれません。いずれにせよ、友情にひびが入りますから止めときましょう。
餅ごときで何を大袈裟な、と思いますか?
でもね、僕も、子供を持つ親になってからは、日本人もそれぐらい慎重になったほうがいいんじゃないかと感じるようになりました。食べ物の誤飲でなくなるのは、小さい子供や、お年寄りが多いのです。もしロンがそんな目にあったらーー想像するだけで怖くて仕方ありません。特に事故が多く危険な食べ物は、
お餅や団子
飴玉
ミニトマトや皮付きブドウ
ナッツ類
です。これらの食品は怖いから、子供が大きくなるまでは全然食べさせなくていい、と僕は思っています。
ーーとはいえ。自分では固くそう思っていても、突然、子供がこれらの食品に遭遇することが多々あるのです。お子様ランチに大きなミニトマトがのってたり、お友達が飴玉をわけてくれちゃったり、よく見ないで買ったのがナッツ入りのパンだったり。
お餅もそうです。だって保育園の行事にお餅つきがあったり、給食に出てきたりしちゃうんだから!!
そんな事態にそなえるため、家である程度、子供に危険なものを食べ慣れさせるというか、練習させておくことも、実は重要なのではないかと僕は思います。
もちなどの危険な食品を食べるときは、まず水分をとってのどを潤すこと、少しずつかじって、よく噛むこと。お話したり、笑ったりしないで、静かに食べる事。
薄く小さく切ったお餅などを使って、必ず見守りながら、ロンに教えていきたいと思います。
ーーーで、前置き?がめっちゃ長くなったけど、今日のレシピです。
上記のような事情のため、僕のうちではめったに餅を食べないのですが、実は餅は常においてあります。保存がきくので、災害用の非常食としてしまってあるんです。で、たまにチェックすると賞味期限が切れてる。で、僕が一人で消費しないとならなくなる(笑)。
今日はそんなときのレシピです。完全に大人のおつまみ用です。とってもおいしいけどカロリーめっちゃ高いし、子供には危ないですし、外国人の家族や友人には食べてもらえないし、いろいろ問題のある料理です。ご注意ください。
ベーコンもちのレシピ
■材料:1人分
・おもち / 2個
・ベーコン / 2枚
・マヨネーズ / 大さじ1
・ブラックペッパー / 適量
■作り方
1.マヨネーズをフライパンに熱します。
2.ベーコンをおもちに巻き付け、巻き終わりを下にして並べ、こんがりするまで焼きます。
3.ひっくり返して両面焼きます。
最後にブラックペッパーを振って出来上がり。
楽天レシピ内のページ↓
http://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1450026861/