先日、マッシュポテトの応用として簡単グレービー+プリンスコルブをここで紹介したあと、イギリスからスカイプで電話が入りまして。
アリスさん(ストロベリーフールのレシピでちょっとだけ紹介したイギリスの大事な友人)から、そりゃもう、大変なお叱りを頂きました。
「冬一郎さん、悲しいわ。あの料理の記事に、スウェーデンとアメリカのコラボだなんておっしゃって、イギリスのことは何にも書いてくださらないなんて!いくら私がまだストーリーに登場してないからってひどすぎるわ」
おっしゃる通りです。ごめんなさい、アリスさん。どうかお許しください。
僕、みんなに怒られてばっかり。。。凹。
と、いうわけで、謹んでご説明しますと、ソーセージ+マッシュポテト+グレービーの鉄板組み合わせは、イギリスではBangers and Mash、バンガーズアンドマッシュ、またはソーセージアンドマッシュと呼ばれ、付け合わせではなくメインとして主役をはる食事です。アリスさんによると、ノスタルジーな気分になれる、誰にとっても馴染み深い料理なのだそうです。パブのメニューとしても、定番中の定番。
ちなみにバンガー、とはソーセージのことです。第一次世界大戦中、かさを水で増したソーセージが出回り、調理中よくBang!と破裂したことからこう呼ばれるようになったとか。
作り方は、前記事のグレービー+プリンスコルブとほぼ同じ。ただし、今回は付け合わせではなく立派なメインですので、ボリュームのある大きいソーセージを使います。また、グレービーは、玉ねぎたっぷりのオニオングレービーを用意するのが一般的です。
Bangers and Mash バンガーズアンドマッシュのレシピ
材料
ソーセージ 大きいの人数分×2本ずつ(←某アメリカ人がつまみ食いしたせいでソーセージが足りなくなったため、写真は1.5本。『おいしそーだったからさあ』じゃねえよ、まったく)
マッシュポテト たっぷり 作り方はこちら
オニオングレービー
玉ねぎ 1個
バター15g
小麦粉 小さじ2
水240ml
スープストック(ビーフ)一個
酢小さじ1/2
砂糖小さじ1/2
作り方
1、フライパンにバターを熱し、ソーセージを炒めてこんがりしたら(爆発させないでね!^ ^)取り出し、保温しておきます。
2、薄切りにした玉ねぎを1のフライパンで飴色になるまで炒めます。
3、火を止めて小麦粉をまぶします。
4、水、ビーフストック、酢、砂糖を入れ、良い加減のとろみがつくまでかき混ぜながら煮詰めます。
5、マッシュポテトを山盛りにした上にソーセージをのせ、オニオングレービーをたっぷりかけたら出来上がり。
オニオングレービーは、僕とミカさんの簡単グレービーと比べて手順が多いわけではありませんが、美味しそうな茶色いソースにするためには2の工程でしっかり飴色になるまで炒めないとなりません(お気づきでしょうが、僕らの簡易グレービーは最後、醤油で色付けしてます。えへへ)。
以上マッシュポテト応用編、第4弾でした。