ファッジー・ブラウニーのレシピ Fudgy Brownies

2021/02/20

アメリカ料理

もう土曜ですか? うわ、今週めっちゃ忙しくてブログに手が回らなかった…!
バレンタイン終わっちゃったけど、紹介しきれなかったチョコレートレシピ書いてもいいかな(^^;;

先日、ミカさんとフィーカしながら、彼の作ってくれたスウェーデンの「Kladdkaka(スティッキーケーキ)」をお供にコーヒーを飲んでいたんですが、ケーキを手掴みで食べつつベンの奴が、

「でもさ、ミカちゃん。これはファッジ・ブラウニーだよね」と言いました。

クラッドカーカ(レシピに飛びます)

ブラウニーというのは、アメリカの四角くて平たいチョコレート菓子です。レシピの配合によっては、ふわふわした食感のケーキに近いものから、少し固くねっちりした、ファッジに近い食感のものまであります。

なおファッジというのは、キャラメルに似たキャンディのことです。砂糖とバターと牛乳を溶かしてクリーミーに練ったもので、キャラメルより柔らかく、甘くて歯にくっつきます。

こういうやつ。濃く淹れた紅茶にめっちゃ合う。


僕がミカさんのスティッキーケーキの簡単さと美味しさにやたら感動していたからか、ベンは指についた粉砂糖なめながら、僕とミカさんに向けてイタズラっぽい笑みを浮かべ、

「冬一郎ちゃんは、ずいぶんこのケーキ好きみたいだね。それならさ、俺がもっとファッジーで、バタリーで、ねっちねちにスティッキーなブラウニーを焼いてあげるよ」

と宣言しました。(Buttery = バターたっぷり)


で、結論言うと、

彼の宣言通りでした。ベンが次の休日に焼いてくれたブラウニーときたら、死ぬほどスティッキーでねっちねちで、型から取るのが不可能なくらいで、一口噛むとバターと砂糖がじゅわっと歯に纏わりつくファッジーさで、食べたらそのまま後ろに卒倒しそう。もうだめ。だめだめだめ。こんなチョコレート菓子は焼いてはいけない。少なくとも僕はロンには食べさせない。一瞬で虫歯になりそう。

「どうだい、この勝負は俺の勝ちかな、ミカちゃん」ベンが言うと、ミカさんは嬉しそうにブラウニーを頬張って、

「ああ。こんな美味いもの君が作ってくれるんなら、何回だって喜んで負けるさ」と優しく笑いました。

まったくミカさんたら、相手がマリさんやアリスさんの時と、ぜんっぜん対応違うんだから…。

ファッジー・ブラウニーのレシピFudgy Brownies


Fudgy Brownies ファッジー・ブラウニーのレシピ

材料(23cm角型)

バター 120g

ビターチョコレート(70%)100g

卵 2個

ココアパウダー 25g

白砂糖 160g

モラセス 10g

三温糖 100g

薄力粉 50g

強力粉 50g

バニラエクストラクト 小さじ1

ビターチョコレート(70%)30g トッピング用

岩塩 適量

作り方

1 オーブンは180度に予熱します。

2 チョコレートとバターを一緒に湯煎にかけるか電子レンジで加熱して溶かします。

3 白砂糖、モラセス、三温糖を加えて練ります。

4 卵を割り入れ、さらに混ぜます。

5 ココアパウダーと薄力粉、強力粉をふるい入れ、さらに混ぜます。

6 チョコレート30gを荒く砕き、生地に混ぜ込みます。

7 型にオーブンペーパーを敷き(←これ重要。敷かないと型から取り出すの不可能になる)、生地を流しいれます。

8 表面に岩塩をふります。

9 オーブンで20分程度焼きます(まだべとべとした生地がついてくる状態でオーブンから出します)


僕からみたミカさんのスウェディッシュスティッキーケーキとベンのアメリカンファッジブラウニーとの比較。

スティッキーケーキはほぼ必ず円型に焼き、ブラウニーはほぼ必ず四角く焼いてスクエアに切り分けるようです。理由:なし。

ミカさんはスティッキーケーキの仕上げに粉砂糖をふります。ねっちり濃厚な黒いチョコ部分と、舌の上で儚く消える雪のような砂糖の対比は、なんとなく罪なくらいです。一方、ベンはファッジブラウニーを焼く前に、仕上げとして岩塩をミルで削ってふりかけます。これがまた、塩キャラメル効果というか、キラリと光る塩の結晶がファッジの甘みをさらに強く引き立たせ、最高に罪。

なおスティッキーケーキも、ファッジブラウニーも、さらに豪華にしたい場合は、ホイップクリームやバニラアイスを添えることが多いです。2人はカロリーってもんが怖くないらしい。



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