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ウクライナのめちゃおいしいビスケット |
3月も終わりですね。今日もベンとの思い出話します。
この間、彼とロンちゃんと3人でお出かけした時のことです。
都合があって僕は先に家を出て、あとでベン+ロンちゃんと落ち合いました。
そこまでは良かったのですが、僕は、ベンの持ってきた育児バッグの中に、もろもろの大事な品が入っていないことに気が付きました。
「なんで君に任せるといっつもこうなんだよ!」
僕は頭にきて言いました。
「ロンのおもちゃは?おやつや水筒は?子連れのお出かけには必需品だろ!いつお腹空いてぐずりだすか分からないし、大人と違って我慢できないんだから、ちゃんとぜんぶ用意してから家出て来いって、何度頼めばいいんだよ!」
「あはは、リラックスしろよ、冬一郎ちゃん」
僕の怒りもなんのその。ベンのやつはいつものように、ニッコリ笑みを浮かべて答えました。
「ここはどこだい、アラスカかい? 東京のど真ん中じゃないか。おやつもジュースも、絵本やおもちゃだって、すぐそこのコンビニで手に入るよ。俺は日本のコンビニ大好きだなあーー必要なものは大概、何でも見つかるもの。そういえば君と初めて出会ったのもコンビニだったね。俺、一生の愛までコンビニで見つけちゃったや」
「僕をコンビニ商品みたいにいうのはよせ。大体、いま僕が話してるのは、そういう問題じゃあないんだよ!」
「どういう問題なんだい?」
「それは!その!」
僕は言い返そうとしたものの、説得力のある理屈が、とっさに思いつきませんでした。それで、苦し紛れに言いました。
「だって毎回、コンビニで色々買ってたら、金の無駄遣いだろ?おやつも、ジュースも、スーパーでまとめて買って小分けにして、家から持ってきたほうが、ずっと安上がりだ」
「ふーん」と、ベン。
「君とロンちゃんとの、ストレスフリーなお出かけに比べたら、コンビニの菓子やジュースが数十円高い事なんて、俺は全く気にならないけどね? まあ、いいや。節約も大事だもんね」
「ああ。やっと、分かってくれたか」
「うん。これからはコンビニじゃなく、安い100均で買うことにするよ」
いや、そーじゃーないだろ?!
僕はガッカリしましたが、彼と言い争ってると、出かける前に疲れてしまうので、もうそれ以上は何も言いませんでした。
ーーなんか長くなりそうなので、次回に続きます。