前回の続きです。
アメリカ人パートナーのベンと授乳室を利用した際、息子のロンにミルクを飲ませてきてくれるよう頼んだところ、ふとどこかにいなくなりました。
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誰もいなくて本当に良かった |
消えた2人を探していると、僕の嫌な予感が的中。カーテンの向こうからベンの声が聞こえてきました。
「ロンちゃん、ミルクおいしいかい?いっぱいのめよー♡なんかここ音楽もかかってるし気分いいねー…」
バカ!!!そこは女性用の授乳スペースだろうが!!
焦ってカーテン越しに怒鳴りました。
「ベン!そこ違う!出てこい!」
「冬一郎ちゃん?ここおいでよ、このソファふかふかだよー」
呑気な答えが返ってきたので、業を煮やした僕はカーテンを少しめくりました。幸い女性は誰もいませんでした。
「ベン、ダメ!!そっちは僕らは入っちゃダメなとこ!通報されるぞ!」僕が言うと、ベンはきょとんとして
「なんで?」と聞きました。
「なんで?じゃないだろ!入り口のサインの日本語が読めなかったのか?ママ以外の立ち入りはご遠慮くださいって書いてあっただろ!」
「読んだよ」
「読んだのかよ!!!」
じゃあなんで入ったんだよ!頭痛くなってきた。せめて警察に聞かれたら、「日本語が読めなかった」で言い通してくれよ、まったく…。
続きます。
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