僕んちのお好み焼きのレシピ Japanese pancakes, Okonomiyaki

2021/04/28

謎の創作和食

お好み焼きのレシピ

先日、チヂミの時に、お好み焼きの話が少し出ましたので、せっかくだから僕んちのお好み焼きのレシピをアップしとこうと思います。

英語では、チヂミ(ジョン)はKorean pancakes 、お好み焼きはJapanese pancakes と呼ぶんですよ。日本人的には、パンケーキっていうと、甘いもの!という気がしますけれど、アメリカ人視点だとお好み焼きもパンケーキのうちみたいですね。もっとも、ベンに聞くと、

「俺はJapanese pizza って思ってたけどね☆」と言ってました。うん、僕もなんとなくそっちの方が、まだ感覚的にしっくりくる、かな。

ところで、うちのお好み焼きは少し変わっています。実はベンのレシピなんです。

以前、しばらくアメリカに滞在していた頃、僕が少々ホームシックにかかってしまったことがありました。心配したベンは、ある日、僕のために、一生懸命お好み焼きをこしらえてくれたのです。

アメリカでは、長芋や紅生姜などのお好み焼きの重要材料は、アジア系食品スーパーに行ってよく探さない限り、なかなか手に入りません。あと困るのが、薄切りの肉が売っていないこと。どうしても欲しければ、肉屋さんで細かく注文して切ってもらったり、または自宅で、塊肉を一度凍らせてからスライスするなどの工夫が必要になってきます。

そこでベンは、長芋なしでもふわふわになるよう、ベーキングパウダーで膨らませた上にじゃがいもをすりおろして使い、豚の薄切り肉の代わりにベーコンでボリュームを出してくれました。青のりはどうしても見つからなかったらしく、パセリがのってましたっけ。しかも中身には、彼の料理に欠かせない「愛(今回はチーズ)」がたっぷり入ってた(^-^;。

ホームシックの僕はそりゃ、正直言えば最初見た時は、(これ、ちょっと違うだろ…)と思いました。

が!一口食べると、ちゃんとお好み焼きだったし、とーってもおいしくて、食べているうちにだんだん元気が出てきて、食べ終わる頃にはすっかり幸せになって、

「ベン、ありがとう。今までの人生で食べた中で、1番美味しいお好み焼きだったよ」

と心から言うことができました。本当です。たとえ日本で食べるのと全く同じ味でなくたって、美味しいものは、美味しい。そして何より、僕のことを案じてくれたベンの気持ちが、すごく、嬉しかったから。

以来、僕んちのお好み焼きは、アメリカでだろうと日本でだろうとどこでだろうと、いつもこのレシピです。

僕んちのお好み焼きのレシピ

材料(5人分)

キャベツ 400g(1/2玉)

じゃがいも 小1個

小麦粉 200g

ベーキングパウダー 小さじ1

塩 小さじ1/2

砂糖 小さじ2

顆粒だし 小さじ1弱

水 360ml

ベーコン 5枚

チーズ 適量

ソース 適量

マヨネーズ 適量

乾燥パセリ 適量


作り方

1

キャベツは千切り。じゃがいもはすりおろす。

2

大きなボールに小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩、顆粒だしを合わせて、泡立て器でかき混ぜる。

3

水をボールに注いでよく混ぜる。じゃがいもを入れてさらに混ぜる。キャベツを入れて、お玉で底からかき混ぜる。

4

テフロン加工のフライパンを熱し、ベーコンを広げる。その上に生地を適量流し入れて弱火から中火で焼く。こんがり焼けたらひっくり返してさらに焼く。

5

チーズを乗せて溶けるまで焼く。

6

皿に盛り、ソースとマヨネーズをかける。乾燥パセリをかける。


もちろん青のりがあれば青のりでどーぞ。薄切りの豚肉が用意できるならベーコンでなくそれでどーぞ。長いもが手に入るならそれでどーぞ、紅しょうががあれば紅しょうがも追加でどーぞ、あればイカとか、もう、お好みで。「お好み」焼きですからね。あれもこれも言えばきりないけど、無くてもちゃんとお好み焼き♪ おいしいから作ってみてね!(^-^

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