シンコ・デ・マヨの話+タコ・ミートのレシピ Taco meat

2021/05/03

アメリカ料理 メキシコ料理 漫画

5月5日は何の日だと思いますか?

日本人なら「子供の日!」ですよね。

けど、アメリカ人に聞くと…

「Cinco de Mayo(シンコ・デ・マヨ)!!!」

と、勢いよく、しかもなぜかスペイン語の返事が返ってくると思います。

Cinco de Mayo はスペイン語で Fifth of Mayと言う意味です。5月5日、めっちゃそのまんまですね。で、このCinco de Mayo、シンコ・デ・マヨとは一体何なのかというと、1862年5月5日にメキシコ軍がフランス軍を打ち負かした奇跡的な勝利をお祝いするメキシコの祭りです。

ーーが、実を言うとシンコ・デ・マヨは、メキシコよりもアメリカのほうで大々的に祝われています。カリフォルニアが発祥らしく、アメリカでシンコ・デ・マヨについて聞くと、往々にしてこんな説明を受けます。

「シンコ・デ・マヨには、おいしいメキシカンフード食べて、楽しくメキシカンビール飲んで騒ぐんだよ!ーーえ?なんでかって?えっと、メキシコの独立記念日かなんかでしょ?」

(↑違います。メキシコの独立記念日は9月16日です。)


まあ、要はね、シンコ・デ・マヨというのは、タコスとかをいただきながら、メキシカン・アメリカン文化を思いっきり楽しむ日☆、なのですよ(o^―^o)!

さて、僕の大っ事なママ友第一号、ナタリアさんは、メキシコ系アメリカ人。当然ながら、彼女にとって5月5日はシンコ・デ・マヨの日です。つまり、この日に食べるものと言えば、柏餅でも、ちまきでもありません。シンコ・デ・マヨのご馳走といえば、メキシカンアメリカ料理=タコス!サルサ!ワカモーレ!ナチョス!ケサディーヤ!ファヒータ!コロナビール+ライム!!
ーーそれなのに、そんな彼女の、故郷の習慣への強い渇望を、日本人の旦那さんと義理のご両親は、全然、わかってくれないんだそうです。端午の節句だから当然、とばかり出前のお寿司を強要され(ナタリアさんは魚が苦手)、しかもお義母さんからは、早く2人目(男の子)を産むように迫られているそうで…。この間、うちに逃げ込んできて訴えてくれました↓。

シンコ・デ・マヨ
僕んちの5月5日問題

んなわけで、僕は子供の日に向けてメキシカン・アメリカン料理を作ることになりました。今日は、大定番!タコ・ミートのレシピです。タコスのメインの具である、スパイシーな味付けひき肉です。僕はロンにも食べさせるので辛みを控えながらも、ナタリアさんを慰めるに足る本場の味を維持するべくスパイスを配合しました。ベンも大満足してくれた本格的な味ですよ!
僕的には、ご飯の上にかけてタコライスにするのもすごく、おすすめです^_^



タコミートのレシピ

材料(10人分)
牛挽き肉 400g
玉ねぎみじん切り 半分 
にんにく ひとかけ
トマトペースト 大さじ2
水 60cc
塩 小さじ1
パプリカパウダー 小さじ1
クミン 小さじ1
コリアンダー 小さじ1/2
ブラックペッパー 小さじ1/2
オレガノ 小さじ1/4
チリペッパー(オプション)お好みで

作り方
1
玉ねぎとニンニクをみじん切りにする。フライパンに少量のサラダ油(分量外)を熱して、飴色になるまでよく炒める。
2
ひき肉を入れ、色が変わるまで炒める。
3
スパイス類と塩、水、トマトペーストを入れ、混ぜます。弱火〜中火で汁気がなくなるまで、時々かき混ぜながら煮ます。

もっと手軽に作りたい人はスパイスミックスを使ってね。

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