「ハヤトウリ」は、東京ではあまり見かけませんが、癖が少なくて歯応えのよい、とっても美味しい野菜です。
英語ではChayote、チャヨーティと言います。メキシコ原産で、カリブ海をはじめとした中南米地域でよく食べられています。日本でも、関西では、奈良漬の材料として人気だったりしますね。東京でももっと出回るといいのにな…!!
なぜ突然「ハヤトウリ」の話をしているかというと、実は昨日、ナタリアさんが、ベランダで育てたという採れたてのチャヨーティ、ハヤトウリを分けてくれたからなんです^_^
早速、料理しようと思います。
ところで僕の友達(ほぼみんな外国人)は、結構よく野菜を育てています。日本で手に入れにくい食材を、自家栽培しているのです!ミカさんは、スウェーデン料理に欠かせないディルやその他のハーブをキッチンの窓辺で育てていて、僕にも、好きなだけ使っていい、と言ってくれます。ラジャさんも、先日、庭で収穫した激辛唐辛子類をたくさんプレゼントしてくれました。ハラペーニョに、ハバネロに、ジョロキア(ゴーストペッパー)…!(僕、辛いの苦手なんだけどヽ(;▽;))
異国に暮らし、困難があっても工夫して乗り越えていくみんなの心の強さを目の当たりにすると、僕はいつも畏敬の念に打たれます。
僕自身はというと、実はガーデニング系は全くダメです。ベンもダメで、向いていません。ベンのやつは、植えた後根気が続かなくて、水やりなどをサボって何でもすぐ枯らしてしまうのです。「枯らす方が大変」とさえ言われるミントすら全滅させました。僕は僕で、虫を見るのが嫌ーー例えてんとう虫だろうとめちゃくちゃイヤですから、土いじりはそもそも苦手なのです。
先日、ロンちゃんが園からお花の種をもらってきた時も、僕とベンとで一応土やプランターなどを買い揃えたのですが、それ以降、放置状態…。ロンにせがまれて、結局、ミカさんがあと全部世話してくれました。花がきれいに咲いた時の、ロンの喜んだことといったら!
どう考えても、ミカさんが1番いい父親だと思う |
ハヤトウリの話に戻ります。
ハヤトウリ(チャヨーティ)は、前述の通り癖がないので、どんな味付けしてもOKな、なかなかの万能選手です。生でも大丈夫。アク抜き等の必要も特にありません。ただし、皮を剥くときだけ注意しないと手が荒れるので、気になる人は手袋してやってください。中の白いわたはとります。あとはリンゴみたいにスライスして調理します。僕はよくバターで手早く炒めて食べます(別にベンのためじゃないです)。ナタリアさんによれば、香辛料をたっぷりまぶして、スパイシーに仕上げるが1番だそう。煮てスープにするのもいいですよ。しかし今回は、冷蔵庫に豚こま肉があったので、それと合わせて和風に仕上げてみました。苦くないゴーヤーチャンプルみたいな感じです。
とっても美味しいですよ!
チャヨーティ(はやとうり)と豚肉の炒め物のレシピ Japanese Stir-fried Chayote
材料 4人分
ハヤトウリ 2個
豚こま 350g
にんじん 一本
にんにく ふたかけ
サラダ油 大さじ1
塩胡椒 適量
塩 小さじ1
顆粒だし 小さじ2
砂糖 小さじ1
作り方
1、はやとうりは洗ってから皮をむき、ワタをとり、薄くスライスする。にんじんも皮をむいて薄くスライス。
2、にんにくをみじん切りにし、フライパンにサラダ油を熱して炒めます。香りが出たら肉を入れ、塩胡椒を適量して炒め、火が通ったら一度皿にとります。
3、ニンジンとハヤトウリを炒めます。火が通りつつもまだシャキッとしているうちに肉を戻し入れ、塩、だし、砂糖で手早く味付けして出来上がりです。