外国人の同性パートナーの在留資格の話

2021/12/08

ハーフの子の育児

 (今日は単なるグダグダな愚痴です。政治の話とか滅多にしないんだけど、ごめん)

パートナーシップ制度について、東京都が来年導入を検討してくれるそうです。

大きなステップだと思います。

だけど、なんか、素直には喜べない自分が悲しいです。このタイミング、なんなんだろう。色々コロナで精神的に疲弊しているから、あんまり期待させないで欲しいんだよな。オリンピックもめっちゃ期待外れだったし、疲れた。

外国人パートナーの在留資格、これをきっかけにまた少し検討を進めてくれる、んだろうか…?

いや、あり得ないな、多分。

現状、僕らのように片方が日本人で片方が外国人のパートナーは、婚姻ビザは当然もらえません。結婚ができないって、僕らにとってはそういう意味です。

ただし、同性カップルでも、双方の本国で同性婚が認められている場合は、特別措置があるんですよ。双方の本国でってとこがポイントかな。日本人である僕は、本国=日本ですから、特別措置の適応外なのです。外国人同士のカップルなら希望あり。でも相手が日本人なら希望なし。外国人パートナーにしてみたら、日本で日本人と恋に落ちたというのに、かえって損したような気分ですね。

つまり、日本人×外国人の僕らのような同性カップルは、いくら愛し合い慎ましく助け合って暮らしていても、外国人パートナーがひとたび何かにつまづいて働けなくなると、就労ビザで滞在している以上、在留資格が失われ、もう日本にいることができなくなる可能性があるわけです。

もちろんね、失業してすぐ追い出されるわけではないですよ。3ヶ月とか半年の期間があるし、次の職探しをちゃんとしていたり、病気の場合は治療中であるとかの理由があれば、猶予してもらえるはずです。

でもね。

人間、立派な理由なんかないけど、思いもかけないことで、ひどく弱ってしまうことってあるものですよ。どうにも生き抜く気力が出ないほどに。そんな時こそ、愛する人に支えてもらいたいというか、心身が癒されるまで、ただただ寄り添っていてほしいものじゃないですか。在留資格として婚姻関係が認められないっていうことは、それが許されないってこと、なのか…おっとっと…

もうやめときます。

このブログは、料理の話をメインにエンターテイメントとして楽しく読んでもらいたいので、極力ネガティブなことは書かないようにしてるんです。

だけど本当は、僕の大事な友達や身近な人たちが、この数年コロナをきっかけにとても苦しんでいて、見ていてとても辛いんです。入国制限で家族が分断され、何ヶ月も子供に会えなかったり、高騰した飛行機チケットを奪い合うように買わざるを得なかったり、海の向こうの愛する人に何年も会えずに結婚を断念したり、街を歩いても見た目で差別されたり、仕事が不安定になって在留資格を心配しないとならなかったり。ただでさえ大変な時代だけど、国境が生活に直接からんでくる立場の人々は、より複雑な様々の困難に立ち向かわざるを得ない状況が続いています。

一体この先どうなるんだろう。分からないけれど、なんとか希望を持ち続けて、明るく振る舞っていたいものです。特に、子供たちの前では。


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