アメリカ料理食育日記@日本

国際同性カップルの子育て漫画と、アメリカをはじめとした各国の家庭料理レシピ

クリスマスにアメリカ人とデートした時の事【漫画】

今週のお題「クリスマス」

お題「プロポーズ」

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クリスマスが近づくと、ぼんやり思い出すのが、昔、ベンと付き合いだしてまだ間もない頃のクリスマスイブのデートの事。

ベンは約束の時間に必ず遅れてきて、2、30分待ちはざらでした。理由を聞けば、反対方向の急行に乗っちゃったとか、駅構内で迷ったとか… 。日本に来て間もない彼には、電車を乗りこなすのも大変だったのでしょうけど、時間に厳しい日本人と比べて、アメリカ人は本当にルーズなんだなあといつも思っていました。

そんなわけで、その日も僕は新宿のサザンテラス近くで相当長く待たされてました。寒かったけど、イルミネーションが綺麗だったし、待たされるのは慣れてきてたので本読んでたし、時々、周りの人たちを眺めたりして、割と楽しく過ごしました。キラキラ光る電飾の前で、カップルやファミリーが写真を撮ってはしゃいでいました。クリスマスって、みんなが幸せそうに見える。僕も、今年は1人じゃない。少なくとも今誰かを待ってるし、そいつは多分、きっと来る。それだけで僕は十分嬉しいというか、周りに流れる幸せな雰囲気の一部に参加できた感じがして、世界とちょっとだけ仲直りしたような、あったかい感覚に包まれました。

「待った?」

ベンが来た時、約束の時間からはゆうに40分は経過してましたが、僕は怒るでもなく、感謝の気持ちを述べました。

「別にいいよ、待つくらい。少なくともクリスマスに1人じゃないんだから、感謝してるよ」

ベンはきょとんとして、少し考えた後、

「ああ!そうか。日本では、クリスマスは恋人と過ごす日なんだよね!」と言いました。

日本では、という言い方が僕には引っかかりました。クリスマスはそもそも欧米の文化なんだから、ベンの方が詳しいというか、本場なはず。

「アメリカでは違うの?」僕が聞くと、ベンは笑って「違うよー!」と否定しました。

「クリスマスは恋人たちの日じゃなくて、家族の日だよ。必ず家族みんなで過ごすんだ。一年に一度のめでたい日だから、一族郎党、おじさんおばさん、従兄弟たちもみんな集まってさー、お酒ばんばんのんで歌うたって、大騒ぎだよ。日本でいうお正月の感覚だね!」

クリスマスが、正月…?

僕は混乱しました。さっきまで僕の中に確かにあった、眩しい光に彩られた幸せで甘いクリスマスのイメージが、ガラガラと崩れて、代わりに、オジさんたちが一升瓶あけて裸踊りする横でうるさいイトコどもがギャーギャー走り回っている正月のイメージが押し寄せました。

それが、本場のクリスマスなのか??!

もう、僕の頭には、僕の太ったおじさんがサンタのコスプレして踊ってるイメージがぐるぐるしてしまって、そのあとどんなに頑張っても、甘いクリスマスに戻れる気がしませんでした…。

ベンは僕がショックを受けるとは思ってなかったらしくて、「え??どうしたの?どうしてそんなに沈んでるの?」と焦ってました。

 

続きます。

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