アメリカ料理食育日記@日本

国際育児クラブの子育て漫画と、アメリカをはじめとした世界各国の家庭料理レシピ

僕がパートナーにめちゃくちゃ叱られた話2(または母子センターで大失敗した話4)【国際結婚×子育て×漫画】

前回の続きです。漫画は前回分から載せます。

☆暴力の表現がありますのでご注意ください。

 

あらすじ。息子のロンを連れて母子センターを訪れた僕は、酔っ払いに女性が絡まれるのを目撃して思わず割って入り、喧嘩騒ぎを起こしたため、パートナーに大変叱られました。

 

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「もしロンが怪我したら、本当にどうするつもりだったんだよ!」

ベンの雷が落ちました。

「君が怪我したら?前みたいに頭殴られて、君が病院に担ぎ込まれでもしたら、俺がどんなに心配すると思うんだよ!ガイジンで男の俺が、君の伴侶だってすぐ認めてくれる医者だといいなあ?!君のために手術の説明受けたり同意書書いたり、俺させてもらえるのかなあ!?」

僕は顔をあげられませんでしたが、ベンの表情は多分、普段の笑顔のかけらもなくて、鬼みたいに怒っているんだろうと分かりました。怒気に鋭く尖った皮肉っぽい彼の言葉が、僕の胸に次々突き刺さります。

「逆に相手に怪我させて、警察沙汰になってたらどうなってただろうな?!父親の君が、事もあろうに母子センターで暴れて拘留されでもしたらさ、ロンはどうなる?警察はものわかりいいかな、俺とロンの関係をどうやって証明しようかな?下手はできないな、児童相談所にロンを連れてかれたら嫌だからな!君に逮捕歴なんかついてみろよ!そうなったら君、俺の永住権の保証人になれるのかな?今俺コツコツ申請の準備してるってのに!アメリカに行くのは確実に大変になるぞ、ビザをとるの死ぬほど難しくなるからな!」

僕は少し涙が出そうになるのをぐっとこらえました。僕の軽率な行動が引き起こすかもしれなかった、数々のトラブル。それがロンとベンを巻き込み、僕らの小さな幸せを簡単に壊したかもしれないと思うと、今さらながら恐ろしくなりました。

「ごめん」僕は心から謝りました。「本当に、ごめんなさい」

ああ、家族を持つってこういう事なんだ。僕はもう、僕だけのものじゃないんだ。僕が怪我したり、向こう見ずな真似したりしたら、深刻に困る人がいる。いつ死んでもいいやなんて前は気楽に思ってたけど、今は違うんだ。僕はーー必要とされてる。

胸が恐怖で冷たくなったり、逆にものすごくあったかくなったりして、なんだか訳が分からなくなって、涙がこぼれてしまいました。僕が情けなくボロボロ泣いているのを見て、ベンは、少し怒りを和らげてくれたようでした。

「冬一郎ちゃん」椅子を引いて隣にやってくると、ベンは僕の背中を撫でて、優しい声音になって言いました。

「悪い、言いすぎたよ。でもお願いだから、もっと、気を付けて。俺たち、少し間違うと、一緒にいられなくなってしまうかもしれないんだよ。俺、ずっと君のそばにいたいんだよ」

 「うん」僕は目を拭って誓いました。

「わかってる。二度と、馬鹿なことはしない。今度こそ、本当だから、信じてほしい」

ベンは、少しだけ微笑んでくれました。

 

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母子センターでの失敗話の最初↓

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お題「わたしの黒歴史」