アメリカ料理食育日記@日本

国際同性カップルの子育て漫画と、アメリカをはじめとした各国の家庭料理レシピ

イタリア人はとても優しい(そして寒さに弱い)という話2【国際交流漫画】

今回の漫画はちょっと汚い話題(下ネタ)が入りますのでご注意ください。

 

前回分から載せます。

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「マンマ・ミーア」ミカさんがイタリア語で皮肉っぽく嘆きました。

「本当に騒がしいやつだぜ。イタリアンってのはなぜ、こうも寒さに弱いんだ?」

「黙って上着を着ろ!」マリさんは本気で怒りながら、自分のマフラーをミカさんに押し付けました。「スカーフもまけ!首を守るんだ!そうやって身体を冷やすとお前、本当になあ…」

マリさんはふと言葉に迷ったようにしてから、いやに真剣な面持ちで言いました。

「本当に、死んじまうぜ。……便秘で!!」

うわあ、これはミカさん怒るぞ、と僕は思いました。いつも口論しているこの二人です。だいたい、ミカさんに向かって下ネタなんて、僕なら絶対に、できない。

ところがミカさんは、じっとマリさんをにらみはしたものの、意外なことに何にも言い返しませんでした。そして、マリさんの言葉に従って、素直な様子で上着を羽織ったのです。マリさんが、まるでお母さんが小さい子の世話をするみたいにマフラーを無理やり首に回しかけてさえ、怒りませんでした。ただ一言、「せめて死因は肺炎にしろ」と呆れたようにつぶやきはしましたが。

「いーや、便秘だね」とマリさん。「嫌なら大人しく言うことを聞くんだ。帽子も被っておけ」

2人がドアを開け、さっと冷たい風が吹き込みました。彼らはもう一度振り返って僕らに挨拶すると、暗い夜の中に出て行きました。

「…なんのかんのいって仲良いんだな」

僕が言うと、ベンが答えました。

「ミカちゃんとマリちゃんかい?もちろんさ。二人とも俺の十年来の大親友だもの」

なんだか僕はとてもほっこりしました。優しい人たちに囲まれて、僕は本当に恵まれている。次は、二人に泊まっていってもらえるように、ちゃんと用意しておこう。といっても、家にそんなスペースないんだけど。

 

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補足。イタリア人と寒さについて。

マリさんによると、イタリアでは、親や祖父母から「体の冷え」に関して以下のようなことを繰り返し教わるそうです。

 

☆汗をかいたまま外に出ると直ちに風邪をひく

☆食べた後泳ぐと便秘になる

☆Hit of air、 "colpo d'aria"というものを侮ってはいけない(ようするに、冷たい風にあたると頭やお腹などにくる、ということらしい)。この病(?)を避けるためにはいつもベストを着用するべきである。

☆同様に、スカーフで首を守ることは非常に大事である。

☆レストランでは隙間風がこない席を確保しなければならない。

☆濡れた髪のまま外に出るのはあり得ないことである(特に女性)

☆子供たちを外で薄着で遊ばせてはならない

 

一番最後の項目ですが、前、冬の日曜にロンを公園で遊ばせてたら、マリさんに大変叱られました。ロンにはトレーナーだけ着せて、上着を着せていなかったんですけど、それが彼には信じられないことだったみたいで。日本では、「子供は風の子」なんて言って、冬でも薄着で戸外遊びをさせますが、イタリアでは子供たちは大事にあたたかくして、冷えから守ってあげるのが親の務めなんだそうです。これを聞いた時も、僕、なんだかほっこりしました。優しい文化ですね。

 

 

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