授乳室を外国人パパが利用した時の話、その1

2021/03/18

ハーフの子の育児 漫画

 ☆リクエストにつき、授乳室シリーズ(2020年1月)を再掲載します。

授乳室×外国人×パパ二人
まさか…

子育ての当事者になるまでついぞ気にしたことがなかったのですが、近頃の公共施設やショッピングモールなどには「授乳室」とか「赤ちゃん休憩室」なるものが設置されています。

おむつ交換台や、調乳用熱湯が調達できる給湯器、流し台、女性が母乳育児するための仕切られたスペースなどで構成される、子育てオアシス的な部屋です。

男性用トイレには未だにおむつ台の設置がなかったりするので、父親だけで育児をする僕らにとって、特にありがたいのがおむつ交換台です。次にありがたいのが給湯器。僕は調乳用の熱湯をサーモスに入れて持ち歩いていましたが、流しがあるとやはり便利です。

ベンと二人で初めてこうした赤ちゃん休憩室に入ったとき、ベンは「へー!こういう便利な施設があるんだね、さすが日本」とやたら感心していました。アメリカにはないのか、と聞いたら、少し考えて、「今まで気にして探したことがなかったので知らない」と答えました。まあ、そりゃそうだ。父親になるの初めてですから、僕ら。

ところで、男2人で赤ちゃん連れの外出をするのは結構、勇気がいります。僕1人ならイクメンのふりしてればいいだけの話なんだけど、2人。しかもベンは外国人なので、ただでさえ、目立つ。とにかくじろじろ見られます。覚悟してやってることですし、最近はもう慣れましたが。

…で、粉ミルクを作ってベンに渡し、ロンに飲ませてくれるよう頼んだんですが、僕が流しを片付けている間に、2人ともふとどこかに消えたんです。

すんごい嫌な予感がしました。

 

続きます

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