アメリカ料理食育日記@日本

国際育児クラブの子育て漫画と、アメリカをはじめとした世界各国の家庭料理レシピ

国際育児クラブの子育て漫画と、アメリカをはじめとした世界各国の家庭料理レシピ

日本的お楽しみ会とアメリカ人1(または友達が欲しいその2)【#国際 #育児 #漫画】

前回の続きです。

あらすじ。僕はアメリカ人パートナーのベンを無理やり連れだして、近所の児童館のお楽しみ会にやって来ました。

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児童館につくと、すでに親子連れの人たちがわいわいたくさん集まっていて、床にひかれた体操マットの上に座っていました。僕とベンも靴を脱いで腰を下ろしました。ロンは御機嫌斜めでぐずっていましたが、周りの子供たちもワーワー騒いでいたので気になりませんでした。おもちゃでロンをあやしているうちに、ステージの方で、出しものが始まりました。男性がマイクをもって、子供たちに話しかけました。

「みんなー、こんにちは!」

「こんにちはー!」子供たちが元気よく答えます。

「おっとー、なんだあー?あっちから、変な奴が来るぞー?」

男性が指差した先の舞台袖から、「イエーイ!」との掛け声とともに、もう1人の男性が登場しました。パーティーグッズの、黄色いアフロのカツラ。大きな付け鼻。乳首と腹筋のプリントされた肌色スーツの下に、虎柄のパンツ。手にはプラスチック製のおもちゃの金棒を持っていました。

オー、ノー、ワターシ、鬼チガイマス!アメリカ人ね!日本語ワカリマセーン!

会場がどっとわいて、子供たちは大笑いでした。僕は背筋がスッと冷たく凍りました。

もちろん僕は、これが日本の古典的とさえ言えるギャグの他の、何物でもないことを知っています。出し物をしているパパたちには、何の悪気もありません。体をはって子供たちを全力で楽しませている、いい人たちです。彼らには、アメリカ人を貶めるつもりも無ければ、いわんやベンのような個人を攻撃する気なんてさらさらないはず。

でも。

でも、彼らは、金髪のカールヘアに高い鼻という僕のパートナーの外見の特徴を思い切り誇張した上に、裸を思わせる恥ずかしい格好をし、外国人である事や日本語が拙い事を馬鹿にして、笑いものにしたのです。

僕はベンがどう思ったか心配で、横目にこっそり顔色を伺いました。彼は、眉をしかめるでもなく笑うでもなく、無表情になっていました。

 

前回の話↓

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