アメリカ料理食育日記@日本

国際育児クラブの子育て漫画と、アメリカをはじめとした世界各国の家庭料理レシピ

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スターバックスにて、その2【子育て?漫画】

前回の続きです。えっと、マッシュポテトの話じゃなくて、僕のママ友づくり僕の知らないところでに続いている話です。

 

あらすじ。

児童館で、先生からナタリアさんを紹介された後、僕は彼女が始めようとしている合唱クラブの「新メンバー」として、お茶を飲みながら話すことになり、児童館近くのスターバックスに移動しました。

 

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電話を怒り任せに切った後、すぐまた着信が入ってきました。ミカさんの名前でしたが、恐らくベンなので出ませんでした。全く、ベンのやつ、いきなり怒鳴り散らして、一体何なんだ。徹夜で仕事して眠いとか言って、朝からベッドに潜ってたくせに。

僕の機嫌が悪いのを悟ったのか、ロンちゃんもぐずり出して、ダブルパンチでした。仕方なく奥の手のスマホアプリを見せてあげると、やっと落ち着いてくれました。ナタリアさんが僕を見つけてテーブルにやって来たのはそんな時でした。

「なんだ、テラスに出てたのね!これ、ありがと」

僕がロンのを持ってくるついでに一緒に用意しておいたベビーチェアに、ナタリアさんは娘さんを座らせました。ママゆずりの細かいカールヘアが似合う女の子で、背もちょうどロンと同じくらいです。うわあー、かわいいなあ、ロンの友達になってくれるといいなあ…と、僕は思わず期待を膨らませました。でも、それにはまず、僕がここで頑張ってナタリアさんと仲良くならないと…。あんまり女性と会話したことないんだけど、うまくできるかなあ。

「冬一郎っつったっけ?あんたさー」と、ナタリアさんが面白そうに言いました。

「スタバでふつーのアイスティーたのむとか、ありえなくない?」

「そうですか? 僕、紅茶…」

紅茶派なんですよ…と僕が言い終わらないうちに、ナタリアさんはひょいっと僕のアイスティーを取り上げ、ごくごく飲み始めました。

僕が呆気にとられていると、彼女はものすごく不味そうに顔をしかめて、

「うげー、なにこれ。あんたシロップすら入れないの?信じらんない」と言いました。

初対面の男の飲んでるものを、ストローですすって、平気なんだろうか。

僕のことをキモいと思っていたら、まず絶対にしないだろうから、少なくとも今のところは嫌われていないということか。

「えっと…。ナタリアさんは何を頼んだんですか?」

僕が聞くと、ナタリアさんはにっこり微笑んで、

「季節限定のフラペチーノよ!すっごいおいしいのよ?飲む?」とカップを差し出してきました。しまった、そういうつもりで聞いたんじゃないのに。これじゃあ何か、僕が要求したみたいだ。

ナタリアさんは、飲み物を差し出したまま、じーっと、食い入るような目で僕を見つめています。これは…遠慮すべきなのだろうか、それとも逆に、飲まないと失礼、なのだろうか?

「あんたさ…」ナタリアさんが不意にカップを取り下げて、言いました。

「今、思い当たったんだけど。

あんたもしかして、指名手配(Wanted)の男じゃない?」

 

 

続きます。

 

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前回の話↓

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児童館の先生がナタリアさんを紹介してくれたときの話↓

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僕が指名手配されてる?って話↓

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