アメリカ料理食育日記@日本

国際同性カップルの子育て漫画と、アメリカをはじめとした各国の家庭料理レシピ

アメリカ料理とは何か、の深いお話3(タコス、その5)

前回の話
アメリカの家庭、と言った時、どんな人たちをイメージしているのか? ミカさんの指摘に、僕は答えに詰まってしまった。

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ミカさんが僕にたたみかける。

「ルーツはみんな違う。みんな違うが、アメリカ人だろう?じゃあ聞くが、中華系移民はアメリカンじゃないのか?プエルトリコは?インド系は?キューバやメキシコ移民は?え、どうなんだ、冬一郎?」

僕は愕然とした。

僕は、自分だけは偏見なんてもってない、だから差別なんてするわけがない、と思ってた。自分がマイノリティだから。色々な人がいていいんだと信じているから。

それなのに…

アメリカの家庭といったとき、僕の頭に何となく浮かんでいた薄っぺらいイメージは、正直いうと、「白人の、裕福な、たぶんクリスチャンの家」で… 
まるでアメリカ人みんながそんなだというように。
そんなわけ絶対ないのに!

ミカさんは、ゆっくり言葉を続ける。

「わかるだろ…アメリカは多様な人たちが集まって住んでいる国なんだ。雑多な国の歴史と食文化が人とともに入り込んでは広がり、互いに溶け合って、皆の胃袋を満たしてきたんだぜ。

アップルパイは、元はスウェーデンやオランダ系の移民から伝わった。フライドチキンは、スコットランド系移民の料理と、黒人奴隷のスパイスが混ざってできたアフリカンアメリカンのソウルフードだ。

アメリカには、たくさんの中華系移民が暮らしていて、中華料理がそこらじゅうで食べられている。アジア系の人だけに限らず、アメリカに暮らすみんなが中華料理を楽しんでいる。うまいものをうまいと感じるのに人種は関係ない、そうだろ?

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さらに続きます