アメリカ料理食育日記@日本

国際育児クラブの子育て漫画と、アメリカをはじめとした世界各国の家庭料理レシピ

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僕の知らないところで2【漫画】

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前回に引き続き、語り手「僕」の登場しない回です。漫画は前回分から載せますが、同性愛に対する差別発言があります。

あらすじ。

気の合わないフランス人の同僚に話しかけられたミカエルは、冬一郎の似顔絵が描かれたメモを拾いました。

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急いで荷物をまとめると、ミカエルは足早に研究所を後にした。徹夜明けで寝ているかも知れないベンに電話するのは躊躇われたが、仕方がない。3回目かけた辺りでやっと、ベンの眠そうな声が応えた。

「ミカちゃん…何?どうしたの?」

「ベン、起こしてすまん」ミカエルは早口に謝った。「どういう訳だか分からないが、まずいことになってるんだ。いや、データの話じゃない。冬一郎に指名手配をかけた奴がいる」

「待って…なんの話?」ベンが欠伸まじりに聞いた。「一体誰が冬一郎ちゃんを探してるって?」

ミカエルは一度深呼吸して、先ほどの研究室での出来事を思い出しながら、手短に説明を始めた。

 

冬一郎の似顔絵の描かれたメモを手に、ミカエルはステファンを呼び戻した。

「おいステファン、これは何だ?」

「ああ?」相手は拗ねたような声でつっけんどんに答えた。「だからよー、その、さっき言ってた日本人じゃねえかって思ったんだけどよー…」

「言え、誰がこんなメモを作ったんだ!」

「知らねえよ。俺は長瀬さんからもらったんだよ」

ミカエルが詰め寄ると、ステファンは怯えて、おどおどと吐いた。

「その、だからよ、今度の機密案件の依頼主の相手が、そいつを探してるんだとよ…ほれ、例の、米軍のよお…。なんか知らねえが、絶対見つけ出すとか言ってたらしいぜ…」

 

「なんだって?」

ここまで話したところで、電話の向こうのベンが大声を上げて遮った。

「タバスコ野郎が? なんであいつが、冬一郎ちゃんを知ってんの?」

「そこは俺にも、本当にさっぱり分からないんだが」ミカエルは答えた。

「だがーーもしかすると、チェスの件の、報復かもしれないぜ。それ以外に、何か考えられるか?」

「……!」

ベンはしばらく絶句したあと、声を落としてささやいた。

「冬一郎ちゃんが危ない。彼、朝から出かけてるんだ。すぐ呼び戻さないと。あいつに捕まったら、何されるか分かったもんじゃない」

 

 

次のシリーズに続きます。

 
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